Japanese
English
症例報告
抗悪性腫瘍剤エトポシドによる血栓性静脈炎の1例
A Case of Thrombophrebitis Induced by Etoposide
根本 治
1
,
森川 玲子
1
Osamu NEMOTO
1
,
Reiko MORIKAWA
1
1国家公務員等共済組合連合会斗南病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tonan Hospital
キーワード:
血栓性静脈炎
,
エトポシド
Keyword:
血栓性静脈炎
,
エトポシド
pp.1035-1037
発行日 1992年11月1日
Published Date 1992/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900763
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症例:40歳,女性.卵巣腫瘍手術後の化学療法(1回目,シスプラチンとエトポシド,2回目,カルボプラチンとエトポシド)後に四肢に腫脹および静脈の走行に一致した硬結が出現した.組織学的にこの硬結は好酸球の密な浸潤を伴った血栓性静脈炎で,全身ステロイド療法にて改善あるいは予防できた.薬剤試験のリンパ球刺激試験,パッチテスト,スキンウインドウテストなどでエトポシドを疑った.
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