Japanese
English
治療
中波長紫外線(UVB)療法が奏効した職業性接触皮膚炎の1例
A Case of Occupational Contact Dermatitis: Clinical Trial of Ultraviolet B (UVB) Therapy
大石 祐子
1
,
花田 勝美
1
,
橋本 功
1
Yuko OHISHI
1
,
Katsumi HANADA
1
,
Isao HASHIMOTO
1
1弘前大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hirosaki University School of Medicine
キーワード:
接触皮膚炎
,
美容師皮膚炎
,
中波長紫外線療法
Keyword:
接触皮膚炎
,
美容師皮膚炎
,
中波長紫外線療法
pp.963-965
発行日 1992年10月1日
Published Date 1992/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900749
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43歳,女性.美容師.約10年前より両手に激痒を伴う乾燥性紅斑出現し,長期間副腎皮質ステロイド外用療法主体の治療を続けていたが,難治であった.コールド1液による貼布試験は陽性であった,ステロイド外用からの離脱を目的として中波長紫外線(UVB)療法施行.2カ月後には自覚症状,皮疹の速やかな改善をみた.5カ月後の現在(UVB総照射量13J/cm2),ステロイド外用からの離脱が可能となり,UVB照射による維持療法のみで美容師の仕事が継続可能となった.
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