特集 顔面の紅斑(2)
臨床例
黄色ブドウ球菌によると思われる顔面の丹毒
那須 めい
1
,
角田 孝彦
,
那須 隆
1山形市立病院済生館 皮膚科
キーワード:
Ceftriaxone
,
Staphylococcus aureus
,
再発
,
鑑別診断
,
丹毒
,
皮膚疾患-顔面
,
ブドウ球菌感染症
,
帯状疱疹
,
再治療
,
細菌培養
,
静脈内注入
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Ceftriaxone
,
Facial Dermatoses
,
Erysipelas
,
Herpes Zoster
,
Infusions, Intravenous
,
Staphylococcal Infections
,
Staphylococcus aureus
,
Recurrence
,
Retreatment
pp.137-140
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013134063
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<症例のポイント>1回目右耳、2回目左耳を中心とした、臨床的に顔面の丹毒と診断した81歳男性例。1回目と2回目の間隔は約4ヵ月であった。ASO値は2回とも正常範囲であった。1回目は左耳の滲出液、2回目は右耳の水疱から黄色ブドウ球菌が検出された。血清亜鉛が低値であり、亜鉛欠乏症による易感染性と免疫低下が自験例の丹毒の発症誘因と考えられた。
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