Japanese
English
治療
慢性色素性紫斑に対する温清飲の治療効果
Treatment of Chronic Pigmentary Purupura with an Oriental Medicine 'Unseiin'
寺木 祐一
1
,
多島 新吾
1
,
西川 武二
1
Yuichi TERAKI
1
,
Shingo TAJIMA
1
,
Takeji NISHIKAWA
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
慢性色素性紫斑
,
温清飲
Keyword:
慢性色素性紫斑
,
温清飲
pp.817-819
発行日 1991年9月1日
Published Date 1991/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900452
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慢性色素性紫斑の患者12例に漠方薬の温清飲を1日6g投与した.9例で著効から有効であった.その効果は投与2週目より認め,投与後2週〜6週,平均4.2週で紫斑はほぼ消褪した.慢性色素性紫斑の発症において局所の循環障害と何らかのアレルギー機序が深く関わっていると考えられるが,温清飲が奏効する機序としてその血管拡張,止血,および抗アレルギー,抗炎症作用によるものと推定した.
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