Japanese
English
症例報告
被包性脂肪壊死性小結節(菊池)の2例
Two Cases of Encapsulated Necrosis on the Legs (Kikuchi)
卜部 頼人
1
,
望月 隆
1
,
渡辺 昌平
1
Yorito URABE
1
,
Takashi MOCHIZUKI
1
,
Shohei WATANABE
1
1滋賀医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Shiga University of Medical Science
キーワード:
被包性脂肪壊死性小結節
,
膜嚢胞性病変
Keyword:
被包性脂肪壊死性小結節
,
膜嚢胞性病変
pp.331-335
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900323
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37歳と64歳の女性に生じた被包性脂肪壊死性小結節(菊池)の2例を報告した.臨床的には2例ともに若干の可動性を有する自覚症状のない単発性の皮下小結節で,切除した小結節は乳白色で骨様の硬度を有していた.組織学的には壊死に陥った脂肪組織が結合組織によって被包されていた.またこの脂肪組織内に膜嚢胞性病変を認めた.さらに本症の報告例を収集し,若干の考察を加えた.
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