Japanese
English
症例報告
顆粒細胞腫の2例
Two Cases of Granular Cell Tumor
永山 三千代
1
,
新本 洋子
1
,
秋元 佳代子
1
,
川島 真
1
,
肥田野 信
1
Michiyo NAGAYAMA
1
,
Youko ARAMOTO
1
,
Kayoko AKIMOTO
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
,
Akira HIDANO
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical College
キーワード:
顆粒細胞腫
Keyword:
顆粒細胞腫
pp.327-330
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900322
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22歳女子の右上腕,43歳男子の右腋窩後方にそれぞれ1個ずつ生じた顆粒細胞腫を報告した.組織像はいずれも典型的で,真皮内にジアスターゼ抵抗性PAS染色陽性,酵素抗体法によるS−100蛋白陽性かつNSE陽性顆粒を豊富に有する顆粒細胞が増殖していた.電顕像では,顆粒細胞内に種々な大きさの顆粒,空胞を多数認め,またミエリン様構造物もみられた.Fibroblast様細胞の胞体内にいわゆるangulatebodyもみられた.これらのことから神経由来が示唆された.2症例とも切除後再発はない.
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