Japanese
English
臨床統計
皮膚筋炎・多発性筋炎22例の統計的観察
Stastistical Analysis of 22 Cases of Dermatomyositis・Polymyositis
朴木 久美子
1
,
箕輪 留以
1
,
宮川 幸子
1
,
白井 利彦
1
Kumiko HONOKI
1
,
Rui MINOWA
1
,
Sachiko MIYAGAWA
1
,
Toshihiko SHIRAI
1
1奈良県立医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nara Medical University
キーワード:
皮膚筋炎
,
多発性筋炎
Keyword:
皮膚筋炎
,
多発性筋炎
pp.683-686
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900128
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昭和53年から昭和63年の間に奈良県立医科大学皮膚科を受診した皮膚筋炎・多発性筋炎患者22例について,統計的観察を行った.男女比は1:1.2,皮膚症状と筋症状を併せ持つ者のうち皮膚症状が筋症状に先行した症例が88.9%,経過については副腎皮質ホルモン剤を中止できた者22.7%,継続内服中の者40.9%,死亡率は27.3%であった.悪性腫瘍合併例は18.2%で,いずれも50歳以上の男性であり,本疾患に罹患した中年男性に対する悪性腫瘍の検索の必要性が伺われる.
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