連載 Clinical Exercise・181
Q考えられる疾患は何か?
浅田 秀夫
1
1奈良県立医科大学皮膚科学教室
pp.761-762
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206779
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症例
患 者:64歳,女性
主 訴:全身の紅斑
現病歴:非特異的腸炎に対してサラゾスルファピリジンの内服を開始した.内服32日目に発熱,33日目に全身に紅斑が出現したため内服を中止したが,紅斑の改善を認めず肝機能障害もみられたため,発症10日目に当科に紹介された.
現 症:紅皮症状態を呈し,顔面浮腫,口囲落屑,口唇腫脹,眼囲蒼白,頸部リンパ節腫脹を認め(図1a,b),37℃台の発熱を伴っていた.
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