マイオピニオン
細胞医薬の時代を目指して—恩師の思いとともに
福島 聡
1
Satoshi FUKUSHIMA
1
1熊本大学病院皮膚科
pp.10-11
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206553
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1. はじめに
私の専門はメラノーマ,そしてがん免疫療法です.専門とする大きな転機となったのは,大学院生として熊本大学免疫識別学教室で過ごした4年間です.『マイオピニオン』として,私ががん免疫療法,特に細胞医薬の研究に携わることになった頃の話をしてみたいと思います.なぜ臨床医として細胞医薬の基礎研究を今も続けているのか? そもそも研究なんて臨床医がする必要があるのか? それに対する答えとして,私の場合は研究のお師匠さん達から受け取った多くの言葉や思いなどがあります.基礎研究離れが叫ばれる昨今,これを読んでくださった若い皮膚科医が一人でも,研究というものに興味を持ってくれれば嬉しいです.
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