連載 Clinical Exercise・160
考えられる疾患は何か?
糟谷 啓
1
1浜松医科大学皮膚科学教室
pp.1035-1036
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206216
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
症例
患 者:32歳,男性
主 訴:耳介の発赤腫脹
既往歴:潰瘍性大腸炎にてサラゾスルファピリジン1.5g/日を内服中である.
現病歴:初診の4週間前に右耳介が腫脹した.当科受診後,プレドニゾロン15mg/日にて症状は軽快した.その4か月後,今後は左耳介が腫脹した.同時にぶどう膜炎が出現した.
現 症:左耳介の上部2/3に発赤,腫脹,熱感,疼痛があった(図1).
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.