Japanese
English
症例報告
限局性多発性神経線維腫—自験5例と本邦例の集計
Localized Multiple Neurofibromas--Report of Five Cases with a Review of Japanese Literature
川島 淳子
1
,
秋山 真志
1
,
増田 光喜
1
,
仲 弥
1
,
西川 武二
1
Junko KAWASHIMA
1
,
Masashi AKIYAMA
1
,
Mitsugi MASUDA
1
,
Wataru NAKA
1
,
Takeji NISHIKAWA
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
神経線維腫
,
限局性多発性神経線維腫
Keyword:
神経線維腫
,
限局性多発性神経線維腫
pp.127-132
発行日 1989年2月1日
Published Date 1989/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204042
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
限局性多発性神経線維腫の5例を報告した.第1例は39歳女,10年来左上肢に大豆大までの小結節が20数個多発.第2例は53歳男,5年来背部に半米粒大から大豆大までの小結節が10個多発.第3例は26歳男,3年来左前腕に米粒大から小豆大までの小結節が7個多発.第4例は51歳男,10年来右上腕に小豆大までの小結節が6個多発.第5例は53歳女,20年来右前腕に小指頭大までの小結節が6個多発.5例とも自覚症状を欠き,他にレックリングハウゼン病の症候は認めなかった.これらの腫瘤は組織学的に神経線維腫であった.以上の5例を含めた本邦例30例につき若干の文献的考察を試みた.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.