Japanese
English
原著
Giant Eccrine Spiradenomaの1例
A Case of Giant Eccrine Spiradenoma
宇原 久
1
,
松井 雅彦
1
,
斎田 俊明
1
,
橋本 晋一
2
Hisashi UHARA
1
,
Masahiko MATSUI
1
,
Toshiaki SAIDA
1
,
Shinichi HASHIMOTO
2
1信州大学医学部皮膚科学教室
2信州大学医学部第1外科学教室
1Department of Dermatology, Shinshu University School of Medicine
2First Department of Surgery, Shinshu University School of Medicine
pp.839-843
発行日 1988年9月1日
Published Date 1988/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203963
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66歳女性の顔面に生じた手拳大の皮膚腫瘍の1例を報告した.臨床的には今までのmalignant eccrine spiradenomaの報告例同様,初診の7〜8年前に小結節として初発したものが,1年程前より急激に増大してきたという臨床経過を持ち,肉眼的にも表面の潰瘍化を伴い,悪性腫瘍を強く疑わせた.しかし組織学的には核分裂像や異型性といった悪性所見に乏しかった.自験例の悪性度について,最近注目されているいわゆる中間群腫瘍の考え方に立って,検討を加えた.
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