Japanese
English
原著
掌蹠点状角化症の1例
A Case of Keratosis Punctata Palmaris et Plantaris
山地 一史
1
,
比留間 政太郎
1
,
久木田 淳
1
Kazufumi YAMAJI
1
,
Masataroh HIRUMA
1
,
Atsushi KUKITA
1
1防衛医科大学校皮膚科教室
1Department of Dermatology, National Defense Medical College
pp.657-661
発行日 1988年7月1日
Published Date 1988/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203932
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42歳,主婦.初診の約20年前に両手掌の角化性小丘疹に気づいた.皮疹は次第に増加し両足底にも拡大.初診時,両掌蹠に2mmから4mmまでの,中央に陥凹を有する,角化性小丘疹を認めた.組織学的所見から,掌蹠点状角化症と診断.娘の掌蹠に類症と思われる小丘疹あり.エトレチネート内服により,丘疹の扁平化,陥凹の縮小が認められた.自験例を含む,本邦報告例29例について若干の考察を加えた.
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