Japanese
English
原著
新生児ヘルペス
Neonatal Herpes
北川 伸子
1
,
北村 えみ
1
,
大川 幸三
1
,
荒田 次郎
1
Nobuko KITAGAWA
1
,
Emi KITAMURA
1
,
Koozo OKAWA
1
,
Jiro ARATA
1
1高知医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kochi Medical School
pp.723-725
発行日 1987年8月1日
Published Date 1987/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203738
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患者は生後8日の女児生後4日目に右頭頂部に水疱が出現し,徐々に皮疹の拡大,増加がみられたため,当科へ入院した.入院後,水疱内容のTzanck test,螢光抗体法でherpes simplex virus Ⅰ型が同定され,新生児ヘルペスと診断した.治療は最初,アシクロビル外用のみより開始したが,徐々に皮疹が拡大してきたため,アシクロビル点滴の併用を行い,順調に軽快,退院した.しかし,その後,2回の頭部の水疱の再然をみたが,アシクロビル点滴にて,軽快している.アシクロビルによる副作用はみられなかった.
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