Japanese
English
原著
トラニラストが有効と考えられた光沢苔癬の1例
Lichen Nitidus (LN) Responding to Tranilast
塩原 哲夫
1
,
新井 良子
1
,
長島 正治
1
Tetsuo SHIOHARA
1
,
Yoshiko ARAI
1
,
Masaji NAGASHIMA
1
1杏林大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kyorin University School of Medicine
pp.481-484
発行日 1987年6月1日
Published Date 1987/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203692
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8歳の男児の全身諸所に発症した光沢苔癬の1例を報告した.上背部には粟粒大の黄白色丘疹と小脱色素斑とが混在する局面を認め,トラニラスト内服とステロイドの外用により速やかに脱色素斑を残し治癒した.苔癬様組織反応を呈する疾患における本症の位置づけ,脱色素斑の発症機序およびトラニラストの作用機序につき若干の考察を試みた.
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