Japanese
English
原著
若年性類天疱瘡の1例
A Case of Juvenile Pemphigoid
内海 雅雄
1
,
安達 幸彦
1
,
石川 英一
1
Masao UTSUMI
1
,
Yukihiko ADACHI
1
,
Hidekazu ISHIKAWA
1
1群馬大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Gunma University School of Medicine
pp.497-502
発行日 1986年6月1日
Published Date 1986/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203468
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要約 6歳,女児.四肢・外陰部に瘙痒を伴わない粟粒大から小指頭大までの緊満性水疱が多発.組織学的に表皮下水疱を示し,螢光抗体直接法で基底膜層に一致してIgA,IgM,C3の線状沈着が認められ,間接法にてIgG抗基底膜抗体が40倍陽性であった.DDSは無効であったが,プレドニゾロン内服によく反応した.以上の所見とともに最近の見解を参考にし,本例は若年性類天疱瘡の一亜型と診断した.
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