これすぽんでんす
無毛部に生じたPost-traumatic Fibromaか?
菊池 一郎
1
1宮崎医科大学皮膚科
pp.269
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203222
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特異な組織像を呈した乳輪部のFibrous Papule (玉田康彦,池谷敏彦:臨皮,38;1089-1091,1984)を興味深く読みました.同氏らはこの疾患がirritation fibromaに近い疾患であろうと推察しています.私達は無毛部に生じたpost-traumatic fibromaの症例を検討し,1983年に下に示す表を作成しましたが,そのなかでnippleとperianalにも生じるのではないかと予想しました.最近,大山1)も同様症例を発表しています.
Post-traumatic fibromaの形はさまざまで,色々奇抜な形容詞がつけられています.らっきょう線維腫,真珠様陰茎丘疹,毛深いニンフ,指状線維腫などがあります.これらの形態発生morphogenesisはどうなっているのでしょうか?
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