Japanese
English
原著
北海道における最近のM.canis感染症について
Microsporum canis Infection in Hokkaido
久保 等
1
,
大河原 章
1
,
浜坂 幸吉
,
芝木 秀臣
Hitoshi KUBO
1
,
Akira OHKAWARA
1
,
Kohkichi HAMASAKA
,
Hideomi SHIBAKI
1旭川医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
pp.641-645
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202876
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昭和52年1月から昭和55年12月までの4年間に旭川医大付属病院皮膚科および協力医療施設を受診したMicrosporum canis (M.canis)感染症136例について検討した.その結果,ケルズス禿瘡の減少,体部白癬の増加傾向がみられ,またM.canisによる足白癬3例を経験した.
北海道におけるM.canis感染症は昭和8年に発見されて以来,昭和20年代に第1次流行期をむかえ,昭和40年代の第2次流行以来,今日まで約15年間継続して発生がみられる.
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