Japanese
English
原著
北海道における最近のM. canis感染症について
Microsporum canis Infection in Hokkaido
浜坂 幸吉
1
,
川岸 郁朗
2
Kohkichi HAMASAKA
1
,
Ikuro KAWAGISHI
2
1旭川医科大学皮膚科学教室
2北海道大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
2Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
pp.417-421
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202061
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昭和47年5月から昭和51年12月まで,北大病院皮膚科およびその関連病院皮膚科を受診したMicrosporum canis感染症107例について調査した.その結果,頭部白癬の著明な減少と,体部白癬の増加が証明された.また足白癬が1例あった.
従来,北海道におけるMicrosporum canis感染症は"流行"としてとらえられていた時期があった.その後局地的な集団発生はみられるが,約10年前からほぼコンスタントに症例の発生があり,少しずつではあるが,その数は増加の傾向にあるように考えられる.
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