Japanese
English
原著
扁桃病巣感染性皮膚疾患に関する全国大学皮膚科学教室アンケート調査報告
A Report of Questionnaire with Regard to Tonsillogenic Focal Skin Diseases to Dermatological Department of All Medical Schools in Japan
野田 寛
1
,
栗田 建一
1
,
新垣 義孝
1
,
又吉 重光
1
,
都川 紀正
1
,
名嘉眞 武男
2
,
国吉 光雄
2
,
国吉 雅子
2
Yutaka NODA
1
,
Ken-ichi KURITA
1
,
Yoshitaka ARAKAKI
1
,
Shigemitsu MATAYOSHI
1
,
Norimasa MIYAKOGAWA
1
,
Takeo NAKAMA
2
,
Mitsuo KUNIYOSHI
2
,
Masako KUNIYOSHI
2
1琉球大学保健学部附属病院耳鼻咽喉科
2琉球大学保健学部附属病院皮膚科
1Department of Otorhinolaryngology, University of the Ryukyus, College of Health Sciences
2Department of Dermatology, University of the Ryukyus
pp.67-71
発行日 1979年1月1日
Published Date 1979/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202009
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扁桃病巣感染性皮膚疾患の診断・治療に当り,イニシアチーブをとっている皮膚科医が,現在当疾患にどのような考えを持ち,どのように対処されているかを知るため,全国72大学皮膚科学教室について,1)病巣感染症の可能性のある皮膚疾患,2)1)の患者の来院時の取り扱い状況,3)過去1年間の病巣除去例の実態,4)扁摘後1年以上の症例の遠隔成績,5)病巣感染症に対する意見・感想,など,アンケート調査を行い,44大学(61.1%)より興味ある回答を得,とくに設問1)に対しては掌蹠膿疱症,多型滲出性紅斑,結節性紅斑,アレルギー性血管炎など計40疾患が可能性ありとされ,それらを整理するとほぼ全ての疾患群にわたっていることは驚異に値するところで,以下順次その回答内容を報告するとともに,術前診断の早期確立ならびに皮膚科医・耳鼻咽喉科医双方の当疾患に対する充分なる関心を持っての連繋の必要性を強調した.
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