Japanese
English
薬剤
乳酸エチル製剤(SA Pad)による尋常性痤瘡の局所療法
Topical Treatment of Acne Vulgaris with a Ethyl Lactate Preparation
伊藤 雅章
1
,
佐藤 良夫
1
,
山本 綾子
1
Masaaki ITO
1
,
Yoshio SATO
1
,
Ayako YAMAMOTO
1
1新潟大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Niigata University School of Medicine
pp.1077-1082
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201997
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尋常性痤瘡(以下痤瘡と略)は日常ありふれた疾患であるとともに,第75回日本皮膚科学会総会のシンポジウムにもとりあげられたごとく,治療上「手をやく皮膚病」の1つである.本症の治療に関してはこれまで多くの記載がみられ,著者の1人佐藤も度々述べているところである1〜3).
本症の外用薬として,本邦においてはクンメルフェルド液などの硫黄剤のほか,殺菌剤,抗生剤などが用いられているが,いずれもkeratolyticな効果,皮脂排出抑制を目的とするほか,殺菌,消炎作用を期待するものである.
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