Japanese
English
原著
Franceschetti-Jadassohn Syndromeと思われる1例
Franceschetti-Jadassohn Syndrome ?
下山 時生
1
,
野中 薫雄
1
,
阿南 貞雄
1
Tokio SHIMOYAMA
1
,
Shigeo NONAKA
1
,
Sadao ANAN
1
1長崎大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nagasaki University School of Medicine
pp.457-463
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201905
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Franceschettiらが1954年にIncontinentia pigmentiの1異型として報告したdermatose pigmentaire reticuleeに該当すると思われる症例を報告した.
症例は16歳,男子.15歳頃より躯幹になんら先行する炎症性変化のない,褐色網状配列を示す色素沈着斑の出現に気づいた.その部の組織学的検査ではIncontinentia pigmenti histolo—gicaが認められ,合併した異常所見としては歯のエナメル質形成不全(黄色歯),歯牙形態異常,発汗異常,ブロンド様頭髪,手掌足蹠の角化などが認められた.また家系内に黄色歯,ブロンド様頭髪,雀卵斑様色素斑を有する者を認めた.
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