Japanese
English
原著
姫路赤十字血液センターの梅毒スクリーニングの統計(昭和50年度)
STATISTIC STUDY OF SEROLOGIC TEST FOR SYPHILIS SCREENING OF BLOOD DONORS IN HIMEZI RED CROSS BLOOD CENTER (1975)
小野 公義
1
,
原 功
2
,
河瀬 正晴
2
Kimiyoshi ONO
1
,
Isao HARA
2
,
Masaharu KAWASE
2
1姫路赤十宇病院皮膚科
2姫路赤十字血液センター
1Department of Dermatology, Himezi Red Cross Hospital
2Himezi Red Cross Blood Center
pp.613-615
発行日 1976年8月1日
Published Date 1976/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201618
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
姫路赤十字血液センターにおける昭和50年度の献血者31,994名に対する梅毒スクリーニングの結果を報告した.その統計から言える梅毒抗体保有者の分布の特徴は1)梅毒抗体保有者の割合は女性よりも男性に多く,しかも高年齢層になるほど,その保有率は男女ともに高くなつている.2) BFPの割合も高年齢層になるほど高率になる傾向が認められることである.
最近5年間の本センター梅毒スクリーニングの統計結果は,ほぼ同様の傾向を示し,本邦の梅毒の状況が現在なお固定していて大きな動きを示していないとみてよいであろう.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.