Japanese
English
原著
汎発性銀皮症
GENERALIZED ARGYRIA
小川 喜美子
1
,
森 俊二
1
,
宮本 正光
1
,
松多 邦生
2
Kimiko OGAWA
1
,
Shunji MORI
1
,
Masamitsu MIYAMOTO
1
,
Kunio MATSUTA
2
1東京大学医学部皮膚科教室
2東京大学医学部物療内科教室
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
2Depatment of Medicine & Physical Therapy, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.589-594
発行日 1974年8月1日
Published Date 1974/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201336
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
20歳台より口中清涼剤を愛用し,清涼剤表面に銀粉がかけられる様になつた昭和43年頃から顔面に青灰色の色素沈着が出現した46歳女性の汎発性銀皮症の症例につき,臨床・組織について報告した.岡本氏,石川氏各組織化学的染色法で陰性であつたが,放射化分析により組織内沈着粒子の同定及び定量を行い,銀粒子120〜130ppm含有される事が判明した.
あわせて明治以来本邦報告32例を加えて原因薬剤の推移,組織内銀粒子の同定・定量法特に放射化分析について述べ,かつ発症病理につき簡単に言及した.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.