皮膚臨床—病理カンファレンス(2)
結節型硬化萎縮性苔癬
本間 真
1
1国立姫路病院皮膚科
pp.800-801
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201205
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症例 52歳 男子
現病歴と現症 10年前に胃潰瘍に罹患.2年前,背部中央よりやや右よりに小結節が2個上下に並んで発生しているのに気付いた.自覚症状を欠くため放置していたところ,最近,下方の小結節が白ぽくなつて来たという.初診時にはこの淡黄白色の小結節(図1)は0.6×0.7cm,円形,半球状に隆越した弾性軟のもので,表面平滑,鱗屑形成はない.
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