原著
レアギン(皮膚感作抗体)測定の臨床的経験について
赤坂 陽
1
,
大川 義栄
2
,
大津 美智子
2
,
野上 有信
2
1水戸日赤病院皮膚科
2水戸日赤病院臨床検査科
pp.239-242
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200960
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近年,石坂公成氏らによつてなされた皮膚感作抗体(レアギン) Ig-Eについての業績は,いわゆるアトピー素因というものに次第に明かな概念を与えつつあるように思われる.そこで私達は,その測定の臨床的価値を評価する目的で,アレルギー機序が関与すると思われる疾患群に,血清Ig-E測定を中心とする一連の検索を行ない,ある程度の結果を得たので報告する.
検索対象アトピー皮膚炎,蕁麻疹,湿疹群を主とした258例について行つた.
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