Japanese
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特集 小児の皮膚疾患
小児湿疹の疹型と乳児期栄養
INFANTILE ECZEMA AND A MODE OF NOURISHMENT IN INFANCY
山碕 順
1
,
五十嵐 俊弥
1
Jun YAMAZAKI
1
,
Toshiya IGARASHI
1
1群馬大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, University of Gunma School of Medicine
pp.1309-1313
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200907
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近年,小児湿疹,特に乳児湿疹では湿潤・糜燗の目立つ症例をみることが少ないのに,乾燥性の皮疹を示すものをしばしばみるといういわばおおまかにいつて小児湿疹の疹型頻度に変動があるのではないかという疑問がもたれてきた。そして人工栄養児が近年増加していたことをその主因と想像する考え方もあつた。筆者らはこの因果関係,すなわち小児湿疹の疹型と乳児期の栄養との間に何らかの関連を認め得るデータが実際に得られるものかどうかを知りたいと思い,いささか調査した成績を約3年前に報告しておいた1)が,この機会にその後の調査をも追加し,皮膚科からみた一つの成績として以下記載してみようと思う。
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