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増刊号特集 最近のトピックス2014 Clinical Dermatology 2014
5.皮膚科医のための臨床トピックス
ワセリンを用いたマダニの除去法
Method to remove a blood-sucking tick from the skin with petrolatum
夏秋 優
1
Masaru NATSUAKI
1
1兵庫医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hyogo College of Medicine, Nishinomiya, Japan
キーワード:
マダニ
,
マダニ刺症
,
ワセリン法
,
感染症
Keyword:
マダニ
,
マダニ刺症
,
ワセリン法
,
感染症
pp.149-152
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103990
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要約 マダニ刺症において,咬着したマダニ虫体を除去するには局所麻酔下で皮膚ごと切除するのが確実である.ワセリン法は咬着中のマダニ虫体を被うようにワセリンを載せて,約30分後に異物鑷子で除去する方法である.マダニ幼虫であれば比較的容易に,若虫や成虫では咬着後早期であれば除去できる可能性があるので,試す価値がある.マダニが媒介する感染症には注意が必要であるが,マダニ除去後,感染症予防のための抗菌薬は一律に投与するのではなく,必要に応じて判断するべきである.
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