これすぽんでんす
「左臀部に生じた単発型表在性皮膚脂肪腫性母斑の1例」(臨皮66:235, 2012)の診断名について/診断名の疑義に対する回答/編集委員会からのコメント
乃木田 俊辰
1
,
川島 眞
2
,
平林 恵
3
,
帆足 俊彦
3
,
渡辺 晋一
4
1新宿南口皮膚科
2東京女子医科大学皮膚科
3三楽病院皮膚科
4帝京大学医学部皮膚科
pp.1022-1023
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103469
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平林ら1)の症例報告「左臀部に生じた単発型表在性皮膚脂肪腫性母斑の1例」について,私見を述べさせていただきます.
本邦教科書の表在性皮膚脂肪腫性母斑の臨床写真を調べると,『皮膚科学』第9版(大塚藤男)2)では,古典型の多発性結節局面の臨床像を提示し,『標準皮膚科学』第9版(瀧川雅浩編)3)では,単発型を提示しており,教科書でも,いまだに古典型と単発型を同一疾患として記述され,疾患概念が混乱している.
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