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特集 最近のトピックス2012 Clinical Dermatology 2012
3.新しい検査法と診断法
ジャパニーズスタンダードアレルゲンの陽性率
Positive rates of Japanese standard allergens
鈴木 加余子
1
,
矢上 晶子
2
,
松永 佳世子
2
Kayoko SUZUKI
1
,
Akiko YAGAMI
2
,
Kayoko MATSUNAGA
2
1刈谷豊田総合病院皮膚科
2藤田保健衛生大学医学部皮膚科学
1Department of Dermatology,Kariya Toyota General Hospital,Kariya,Japan
2Department of Dermatology,Fujita Health University School of Medicine,Toyoake,Japan
キーワード:
ジャパニーズスタンダードアレルゲン
,
パッチテスト
,
陽性率
Keyword:
ジャパニーズスタンダードアレルゲン
,
パッチテスト
,
陽性率
pp.64-69
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103252
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要約 パッチテスト施行時に持参された製品とともにスタンダードアレルゲンを同時に貼布することは原因アレルゲンを見落とさないために有用である.日本においては,1994年に日本接触皮膚炎学会でジャパニーズスタンダートアレルゲンシリーズ(1994)が設定され,2008年に日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会で,アレルゲンを見直し,ジャパニーズスタンダードアレルゲン(2008)とした.ジャパニーズスタンダードアレルゲンの1993年以降の陽性率の推移について検討したところ,金属アレルゲンの陽性率が全体に低くなっている結果であったが,試薬の調整方法が異なっていることや一部のアレルゲンは濃度・基剤が異なっていることから真の陽性率の推移については今後の検討を待たなければならない.
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