Derm.2011
おんな心とスキンケア
澤田 美月
1
1東京女子医科大学東医療センター皮膚科
pp.157
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102932
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- 文献概要
皮膚炎の治療の一環として,スキンケアは大変重要である.私自身,皮膚科医である前に女性としてスキンケア商品やメイクアップ・テクニックに非常に興味がある.最近は各メーカーから,敏感肌用やニキビ肌用などさまざまなスキンケア商品がライン展開されており,あとはそれらのなかから自分に合う商品を選び,いかに使いこなすかが問題となる.
患者からスキンケアに関する質問があった際,その人の皮膚を診察し,時には良かれと思う商品のサンプルを渡すこともある.「先生のチークの色,お肌が綺麗に見えるので真似したいのですが,どこのものですか?」と,プライベートな質問をされても,褒められると悪い気はしないので「今日はシャネルの82番です」と答える(これは質問する患者側が上手である).スキンケアに悩む人からの質問であれば,なるべく誠実に対応するよう心がけている.
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