連載 Clinical Exercise・40
Q考えられる疾患は何か?
西嶋 攝子
1
1西嶋皮ふ科
pp.995-996
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102776
- 有料閲覧
- 文献概要
症例
患 者:51歳,男性
主 訴:右肩部のそら豆大紅色の腫瘤
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:数年前より右肩の紅色色素斑に気づいたが放置していた.約1年前から中心部が除々に隆起してきた.自覚症状および出血は認めていない.
現 症:右肩部に3×2cm大の弾性軟の紅色半球状の腫瘤を認め,周囲には境界不明瞭な紅斑が認められた(図1).腫瘤は有茎性で高さは約1cmであった(図2).自発痛,圧痛などの自覚症状はなく,出血も認めなかった.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.