Derm.2009
2008年「今年の漢字」を振り返って
秋田 浩孝
1
1藤田保健衛生大学皮膚科
pp.154
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102313
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2008年の世相を表す漢字として「変」が選ばれた.政治,経済をはじめ生活面や気候面でも変化や変な現象が生じた1年だったと思う.小生にとって今年「変」という漢字が当てはまることは,国内外を含め学会発表が多かった以外にはなかった(と信じている).しかしこの数年間,学会発表が増えている理由には,やはり自分の中での変化や上司からの良き導きがあったからである.
入局当時,レーザー治療を含め美容皮膚科領域に全く興味がなかった小生であったが(入局当時は職業アレルギーに興味があった),ある学会に参加して以降,変化が訪れた.研修医1年目の秋,当時の医局長が宇都宮市で開催される日本臨床皮膚外科学会で発表するため一緒に来ないかと誘われた.宇都宮といえばおいしい餃子を食べられると思い,喜んで参加することにした.学会場では,緒先生方の後ろをついて回り,皮膚科・形成外科が熱く討論をしている学会に感動していた.予定どおり夜は餃子を食べ,ほろ酔い気分になったことは覚えている.
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