Japanese
English
症例報告
閉経後に生じたeruptive syringomaの1例
A case of eruptive syringoma in a postmenopausal woman
杉山 亜希子
1
,
森 聖
1
Akiko SUGIYAMA
1
,
Hijiri MORI
1
1名鉄病院皮膚科
1Division of Dermatology,Meitetsu Hospital,Nagoya,Japan
キーワード:
汗管腫
,
eruptive syringoma
,
トラニラスト
Keyword:
汗管腫
,
eruptive syringoma
,
トラニラスト
pp.324-326
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102254
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要約 66歳,女性.5年前より体幹,上肢に自覚症状のない粟粒大の茶褐色小丘疹が生じ,徐々に増加した.病理組織像にて,腫瘍巣が2層の上皮性細胞より構成された管腔状または索状構造を呈した汗管腫の所見を認めた.臨床所見より,眼瞼周囲とそれ以外にも,体幹,上肢に広範囲に多発していることから,汗管腫(syringoma)のなかでも稀なeruptive syringomaと診断した.文献上,汗管腫に有効であったとされるトラニラスト内服にて治療を継続中である.
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