eruptive syringomaの2例

＜症例のポイント＞･syringomaは、下眼瞼に好発するエクリン腺の表皮内導管部への分化を示す良性腫瘍である。･汗管腫は発生部位によりeyelid type、eruptive syringoma、localized syringomaの3型に分類される。･20歳男性と32歳女性の体幹、腋窩に多発したeruptive syringomaの2例を経験した。･eruptive syringomaは、発生部位や分布が非典型的な症例もあり、臨床所見のみでは診断に苦慮する場合がある。このような場合、ダーモスコピー所見は診断の一助になり、確定診断は病理組織学的所見でなされる。