Japanese
English
症例報告
皮下型サルコイドーシスの2例
Two cases of subcutaneous sarcoidosis
丹生 名都子
1
,
森上 純子
1
,
森上 徹也
1
,
中井 浩三
1
,
横井 郁美
1
,
宮本 泉
1
,
米田 耕造
1
,
窪田 泰夫
1
Natsuko NIBU
1
,
Junko MORIUE
1
,
Tetsuya MORIUE
1
,
Kozo NAKAI
1
,
Ikumi YOKOI
1
,
Izumi MIYAMOYO
1
,
Kozo YONEDA
1
,
Yasuo KUBOTA
1
1香川大学医学部皮膚科
1Department of Dermatology,Kagawa University School of Medicine,Kagawa,Japan
キーワード:
皮下型
,
サルコイドーシス
,
混合型
,
PET
Keyword:
皮下型
,
サルコイドーシス
,
混合型
,
PET
pp.906-908
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102137
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要約 症例1:83歳,女性.両上肢,両膝に10cm大の弾性硬皮下結節が散在していた.胸部X線,CTにて縦隔,傍大動脈リンパ節の腫脹がみられた.Gaシンチでは検出できなかった他臓器病変がPETで検出された.生検により非乾酪性類上皮細胞肉芽腫像を得た.現在,ミノサイクリン内服にて経過観察中.症例2:51歳,女性.四肢に1cm大までの弾性硬皮下結節が多発し,両膝蓋に浸潤性暗紅色局面を認めた.胸部X線,CTにて両側肺門部リンパ節腫脹(BHL),粒状影がみられた.呼吸機能は正常.ACE高値であった.同様に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫像がみられた.偏光顕微鏡で異物は認めなかった.皮下型と結節型の混合型と診断した.皮下結節は経過観察で消失した.
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