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特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008
3. 新しい検査法と診断法
血管炎の検査法―特に画像診断
Laboratory tests and imaging study for diagnosing vasculitis
川名 誠司
1
Seiji KAWANA
1
1日本医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nippon Medical School, Tokyo, Japan
キーワード:
血管造影
,
CT
,
MRI
Keyword:
血管造影
,
CT
,
MRI
pp.72-75
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101947
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要約 血管造影で観察できる動脈は大動脈,中動脈,そして一部の小動脈であり,対象となる血管炎は大動脈炎症候群,側頭動脈炎,Behçet病(血管型),結節性多発動脈炎などである.大血管ではCT angiography,MR angiographyによる血管三次元画像が普及しつつある.小血管レベルの血管炎は血管造影では描出できず,単純X線撮影,CT,MRIなどの画像検査が血管閉塞などに付随して生じる臓器の二次的形態変化や合併症を観察する目的で施行される.対象は,顕微鏡的多発血管炎,アレルギー性肉芽腫性血管炎,Wegener肉芽腫症などである.静脈に関しては比較的大きな静脈が罹患するBehçet病が画像検査の対象となる.これらの血管炎の画像について実例を示した.
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