特集 血管炎の診断と治療:エッセンスと今後の展望
各種血管炎の診断・鑑別診断と治療 高安動脈炎
内田 治仁
1
1岡山大学 学術研究院医歯薬学域CKD・CVD地域連携包括医療学
キーワード:
血管外科
,
血管造影
,
MRI
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
高安動脈炎
,
X線CT
,
病歴聴取
,
HLA-B抗原
,
アルゴリズム
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Tocilizumab
,
陽電子放射型断層撮影
Keyword:
Fluorodeoxyglucose F18
,
Vascular Surgical Procedures
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
HLA-B Antigens
,
Algorithms
,
Takayasu Arteritis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Medical History Taking
,
Angiography
,
Positron-Emission Tomography
,
Tocilizumab
pp.1385-1391
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021369516
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<Headline>1 高安動脈炎は大型血管炎の代表的疾患の1つであり、日本人に多い。2 診断のためには、まず疑うことが大切である。症状は多彩でかつ非特異であるため丁寧な診察、詳細な問診そして画像診断が最も重要である。これらにより近年は早期診断が可能となってきている。3 治療は、炎症抑制目的に副腎皮質ホルモンを中心とした免疫抑制療法が行われることが多いが、炎症鎮静化後も血管病変による症状により日常生活が制限される患者も少なくないため、多角的な観点での治療を心掛けるべきである。
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