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特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007
4. 皮膚疾患治療のポイント
白斑に対する医療と美容からのアプローチ
Medical and cosmetic approaches to vitiligo care
坪井 良治
1
,
提橋 義則
2
Ryoji TSUBOI
1
,
Yoshinori SAGEHASHI
2
1東京医科大学皮膚科学教室
2株式会社資生堂R&D企画部学術室
1Department of Dermatology, Tokyo Medical University, Tokyo, Japan
2Scientific Reseach Department, R&D Planning Division, Shiseido Co. Ltd., Tokyo, Japan
キーワード:
尋常性白斑
,
メーキャップ化粧品
,
光線療法
,
外科的治療
Keyword:
尋常性白斑
,
メーキャップ化粧品
,
光線療法
,
外科的治療
pp.79-82
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101623
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要約 尋常性白斑の治療としては,副腎皮質ホルモンの外用療法や理学的療法(PUVA療法,narrowband-UVB療法など)が一般的であるが,これらの治療法に抵抗性を示す症例や色調むらが残る症例が多い.このため,医学的治療に加えて美容的に白斑部位をメーキャップ化粧品や角層着色剤を用いて隠すことも必要となる.今回,新たに開発された白斑カバー専用ファンデーションを尋常性白斑患者23名に使用させたところ,高いカバー効果と優れた使用感が得られ,Skindex-16によるQOL変化も有意に向上した.尋常性白斑では,医学的治療とともに美容からのアプローチが重要であることを強調したい.
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