Japanese
English
症例報告
センノシド,イチョウの葉エキス(R)による薬疹
Drug eruption due to Sennoside and extract of Ginkgo biloba leaf
平山 美奈子
1
,
竹中 基
1
,
片山 一朗
1
Minako HIRAYAMA
1
,
Motoi TAKENAKA
1
,
Ichiro KATAYAMA
1
1長崎大学医学部・歯学部附属病院皮膚科
1Department of Dermatology,Nagasaki University Graduate School
キーワード:
薬疹
,
センノシド
,
イチョウの葉エキス(R)
Keyword:
薬疹
,
センノシド
,
イチョウの葉エキス(R)
pp.245-247
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100065
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要約
70歳,男性.1999年8月,軀幹・四肢の紅斑が多発したため近医内科を受診した.ステロイドの全身投与で軽快したが,減量すると症状の再燃を繰り返したため当科紹介となった.ステロイド中止後4日目に症状が再燃した.病理組織所見では真皮上層に好酸球・リンパ球を中心とした炎症細胞浸潤を認め,末梢血でも好酸球が増加していた.貼布試験ではセンナ,センノシド,イチョウの葉エキス (R)にて陽性,内服テストでセンノシド,イチョウの葉エキス (R)にて陽性であった.以上より,センナ,センノシド,イチョウの葉エキス (R)による薬疹と診断した.センノシドは他剤へ変更,イチョウの葉エキス (R)は中止し,皮疹は再燃していない.
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