鏡下咡語
めまいリハビリテーション一考—予防的平衡ハビテーション(仮称)
関谷 透
1,2,3
1山口大学
2国立下関病院
3宇部温泉病院
pp.698-699
発行日 2002年9月20日
Published Date 2002/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902615
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いわゆるめまい平衡リハビリテーションの対象は,老若男女を問わないものであるが,現今,私の診療対象は高齢者でめまい,ふらつきがあり,他の多くの愁訴とともに慢性化した人で,他医より紹介のほか,口コミで受診してくる方々である。
最近の事例で慢性的頭重,めまい感,そしてふらつきを訴える高齢患者(90歳,女性)との対話の一部と身体的状況を示すと,(本人言)老人クラブの健康講話で“散歩がよい”と言われたので,家人に「朝,散歩したい」と言ったら「あんた,まだ生きるつもりかね」と言われたとのこと。
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