目でみる耳鼻咽喉科
中耳炎と副鼻腔炎を認めたChurg-Strauss症候群の1例
中村 英生
1
,
小幡 昌史
1
,
近藤 宏美
1
,
樋口 豊
1
,
髙橋 姿
1
1新潟大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.252-253
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902506
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Churg-Strauss症候群(以下,CSSと略)は気管支喘息,好酸球増加および全身性血管炎を主徴とする一群の疾患であり,1951年にChurgとStrauss1)により結節性動脈周囲炎より分離独立された。CSSにおける耳鼻咽喉科疾患の報告はまだ少ないが,高度の好酸球浸潤を伴う難治性の中耳炎2),副鼻腔炎を併発することもあり注意が必要である。
患者:32歳男性。
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