鏡下咡語
東北を旅して
名越 好古
1
1東邦大学
pp.836-837
発行日 2000年11月20日
Published Date 2000/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902266
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この春,盛岡市から奥羽山脈を越えて秋田県に出,田沢湖高原にある水沢山荘に一泊し,田沢湖高原を観光し,さらに横手市までドライブする機会を得ました。横手市は父が眼科医院を開業していたので,小学校4年まで過ごしたところで,私にとっては故郷である。約80年の歳月を経ているので見分するもの全てが感動的で筆舌に盡せるものではないが,私なりの感想を述べてみたいと思います。
6月11日,東北新幹線やまびこ17号で,家内と2人で東京駅を発ち2時間余りで盛岡に着き,午後5時頃駅前のホテルエースに着きました。夕食を駅前の“善”という料亭で鉄建公団勤務の次男の次郎と共にして,明日のドライブの打合わせを済ませた。翌12日,次郎の運転で盛岡市を観光し報恩寺の五百羅漢,三ツ石神社の鬼の手形,裁判所の中にある石割桜(樹齢300〜400年ともいわれている国の天然記念物)を見物しながら市内を周遊し盛岡市先人記念館をたずね,明治期以降に活躍した盛岡市ゆかりの先人米内光政,新渡戸稲造,金田一京助などの展示を見学し深い感動を覚えました。
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