連載エッセイ 【Klein aber Mein】・15
頭頸部外科にどっぷり(その1)
浅井 良三
1,2
1神戸大学
2兵庫医科大学
pp.962-964
発行日 1995年10月20日
Published Date 1995/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901222
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私は星野貞次先生の前庭迷路の講義をうけ感激して迷路の研究をやりたいとの希望を持ち入局しました。
星野先生はスウェーデン,ウプサラのBárány教授のところに3か年留学され前庭迷路生理学を研究されました。Acta otolaryngologicaのモノグラフに小脳虫部を発表していられます。前庭迷路生理学を専門とせられ,日本耳鼻咽喉科学会総会に“迷路反射”と題して宿題報告をされています。この宿題報告がすばらしく立派であったと承っています。京都帝国大学教授にうつられてからも前庭迷路生理学を教室のテーマとして研究生を指導せられ,その成果は全部耳鼻咽喉科臨床誌に掲載されています。
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