トピックス 頭頸部領域の悪性リンパ腫
2.診断と治療—内科の立場から—頭頸部領域の非ホジキンリンパ腫の診断と治療
尾山 淳
1,2
,
鈴木 隆
3
,
浅井 龍二
4
1県立愛知病院血液化学療法科
2愛知県がんセンター血液化学療法部
3県立愛知病院耳鼻咽喉
4県立愛知病院放射線科
pp.196-202
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900885
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はじめに
頭頸部非ポジキンリンパ腫は,耳鼻科,あるいは頭頸部外科にて診断される。その多くが限局型であるため,歴史的に放射線治療が主体となってきている。
限局型非ホジキンリンパ腫に対する放射線治療は,リンパ節外性リンパ腫I期の一部では良好な成績が得られてきているが,リンパ節性I期あるいはII期は放射線治療では再発率が高く,満足できる成績ではないため,化学療法の併用の必要性が述べられて久しい。
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