目でみる耳鼻咽喉科
頬部有茎皮弁による口腔底小欠損部再建の新しい試み
井上 庸夫
1
,
斉藤 裕夫
1
,
田中 康夫
1
1獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科
pp.474-475
発行日 1992年7月20日
Published Date 1992/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900556
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口腔底悪性腫瘍の摘出手術による欠損の再建には,前額有茎皮弁,側頸部島状皮弁,頸部有茎皮弁および遊離前腕皮弁などが用いられている。今回,私どもは腫瘍径約2.5×2.0cmの右側下顎歯肉に近い口腔底癌の摘出欠損部を右頬部有茎皮弁で再建し,構音および嚥下に支障なくおおむね良好な結果を得た。
症例:72歳,男性。
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