特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
II.外来治療の実際—私の処方
41.伝染性単核球症
柳内 統
1
1旭川日赤病院耳鼻咽喉科
pp.230-231
発行日 1991年11月5日
Published Date 1991/11/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900437
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概説
伝染性単核球症はEbstein-Barr Virusによる急性感染症で,一般に予後は良好といわれている.耳鼻科医を訪れる場合は,他科より急性扁桃炎として加療しているが熱が下らず食事もできなくなってきていると紹介されることが多い.小児の場合は比較的症状が軽く経過することが多く,気づかれないで過ごされる場合もあるが,20歳前後で羅患すると重症感が強くまた合併症を引きおこす率も高いとされている.
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