Japanese
English
特集 頭頸部がん診療のControversy
動注化学放射線療法はアリ?
喉頭がん
Controversies in selective intra-arterial chemotherapy and concomitant radiotherapy: Selective radiotherapy and concomitant intra-arterial cisplatin for laryngeal cancer
小野 剛治
1
,
田中 法瑞
2
,
梅野 博仁
1
Takeharu Ono
1
,
Norimitsu Tanaka
2
,
Hirohito Umeno
1
1久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2久留米大学医学部放射線科
キーワード:
喉頭がん
,
シスプラチン
,
動注化学放射線療法
,
喉頭温存率
,
声帯固定
Keyword:
喉頭がん
,
シスプラチン
,
動注化学放射線療法
,
喉頭温存率
,
声帯固定
pp.338-341
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203629
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Point
●喉頭がんの支配血管は上甲状腺動脈の分枝がほとんどであり,動注のよい適応といえる。
●低用量シスプラチン動注化学放射線療法は重篤な毒性が少なく,喉頭機能温存に有用であると考えられる。
●現在までに喉頭がんに対する動注化学放射線療法が経静脈的化学放射線療法よりも優れているというエビデンスはなく,喉頭温存の治療オプションの1つとして選択するのがよいと考えられる。
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