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特集 顔面神経麻痺—治癒への10の鍵
《治療》
末梢性顔面神経麻痺への鍼治療の実際と有効性
Acupuncture practice and efficacy for peripheral facial nerve palsy
粕谷 大智
1
Daichi Kasuya
1
1新潟医療福祉大学リハビリテーション学部鍼灸健康学科
キーワード:
顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版
,
鍼治療
,
後遺症
,
こわばり感
Keyword:
顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版
,
鍼治療
,
後遺症
,
こわばり感
pp.227-231
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203602
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POINT
●『顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版』において,急性期(麻痺の回復),慢性期(後遺症の軽減)の治療として鍼治療は弱く推奨するとされた。
●鍼治療の部位は顔面部以外に手足の末梢部のツボに行うことが多く,随伴する肩こりや頭痛などの不定愁訴にもアプローチする。
●麻痺の後遺症のこわばり感やつっぱり感などの軽減が期待できる。
●鍼治療と併用して伸張マッサージなどのセルフケアを指導することも鍼灸師の役割である。
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