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特集 めざせ! 一歩進んだ周術期管理
《術前患者評価と対応》
肥満
Preoperative evaluation for patients with obesity
白石 としえ
1
Toshie Shiraishi
1
1四谷メディカルキューブきずの小さな手術センター麻酔科
キーワード:
高度肥満
,
併存合併症
,
睡眠時無呼吸症候群
,
困難気道
Keyword:
高度肥満
,
併存合併症
,
睡眠時無呼吸症候群
,
困難気道
pp.1100-1104
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203538
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POINT
●術前に肥満患者の病態を把握したうえで併存合併症を評価し,専門的な介入を実施することが望ましい。
●呼吸器合併症として閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)や肥満低換気症候群(OHS)の評価をし,必要に応じて術前に持続陽圧呼吸(CPAP)療法を導入する。
●高血圧などの循環器系疾患,糖尿病や脂質異常などのメタボリック症候群,うつなどの精神疾患も有病率が高い。
●困難気道に対処するために,困難度の評価や体位の最適化(ramp体位)など,万全の準備が必要である。
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